世界樹 Books とは

エナジーヒーラーになるよりも、ヒーリンググッズのお店を起業するよりも前に、書いていた小説たち。「ハピの巫女姫」「ガイアナ神謡集第一話」どちらも源氏物語よりも長い長編です。

日本の始まりの神秘的な背景、前文明期(12,000年以上前=超古代)には若い頃から興味を持ち続け、二十歳から大和路や伊勢を中心に聖なるエネルギーに導かれひとり旅を始め、肌で感じた各地の神秘と、読書や思索から得られたこと、インスピレーションから展開する独自の世界観を空想し書き留めることを続けていました。

2002年、実家の庭で日向ぼっこをしていた私の上に、一条のマゼンタ色の眩い光が雷のように降りて来ました。当時は鬱々とした精神状態で、半ば意識がぼんやりとして、視界に靄がかかっていたようでしたが、その光の到来で「目が覚め」、「正気に戻った」ような感覚。霞んでいた世界が、旧に鮮やかに見え始めた・・という不思議な体験でした。

その後、導かれて入手し、駆られるように読みふけった1冊の本には、世界中の先史文明(石器時代)には共通して、母系社会と女神崇拝の痕跡が見られると書かれていました。20代をかけて探求し心の旅をしていた日本の古代においても、縄文時代=石器時代において、聖職者である部族長は女性(女酋)であり、地母神崇拝の特徴が見られることと自分の中で繋がり、知的興奮とともに自分のエネルギーが作り変えられていくような高揚した時期を迎えました。

数ヶ月後、頭の中で自然と出来上がっていくストーリー、自分の過去であるかのように、思い出されるように浮かんでくる映像と言葉を、小説にしていきました。「ハピの巫女姫」はまだ、考古学や史学で学んだことを思考を使って世界観や歴史、文明の特徴などを編み連ねていくような要素もありましたが、ハピを書き上げた後に書き始めた「ガイアナ神謡集」に至っては、事前準備やプロットの整理などの必要はほとんどなく、降りてくる映像と言葉を自動書記状態でPCに打ち続ける、という方法で4000枚を約1年で書き上げました。

執筆当時、2004年〜2006年まで、有料メルマガ「まぐまぐプレミアム」にて配信していた「ハピの巫女姫」「ガイアナ神謡集」ですが、しばし温めた後に、2009年にてづくり書籍で製本し、リュミエールで販売する、という形をスタートしています。

  

発刊に寄せて
(2009年 世界樹ブックス販売スタートに寄せて書いた文章)

長年の執筆物を、ようやく印刷した形でご紹介出来ることになりました。このショップの前身である「イナンナ」オープンの前年、まだ私自身がヒーリングやエネルギーワークやクリスタルの世界に目覚めるより少し前に、ユング派心理学の方面から出会った「太女神」「女神崇拝」「母系社会」「聖娼」というシンボリズムに押し出されるような形で、母系社会と女神崇拝、自由契約の婚姻システムをベースに置いた架空の文明、そこに生きる人々の変容とスピリチュアリテイを描き始めました。「ハピの巫女姫」はまさにその時、最初に執筆した作品です。

夫と別居中、ミレニアムベビーとして生まれた我が子が3歳になる頃でした。この作品を書き乍ら、私はクリスタルや宇宙との会話を始め、波動やサトルエネルギーを感じるようになり、現実的にはアロマやクレイ、ミツロウやハーブといった自然素材と出会い、生活をナチュラル&スピリチュアルに作り替えていくことになりました。それにより、翌年にはヒーリンググッズのショップをオープンする流れ、更にはエネルギーワークのセラピストになる流れが生まれます。

子供のころから歴史や神様について考えるのが何より好きだった私。十代、二十代を掛けて学び、感じ、培ってきた自分なりの軸で、女性をめぐる性とジェンダー、それに寄り添う男性性、神とは何か、歴史、宗教、生と死、戦争、地球と宇宙、文明の攻防、・・・そんなことを空想、夢想しながら創作しています。執筆している時にはインスピレーションとイマジネーションで書いていたことが、後に自分自身のエネルギーワークの仕事や、関連の活動の中で実際に体験したり、理解したりという事も数多くありました。作品のほうが常に、私自身よりも先を歩いているようです。

それまで生きることが苦しかったのは、人のせいでも自分のせいでもなく、自分らしく生きようとしていなかったからだと・・「ハピ」の執筆に入ったのは、そんな光明を見出し、歩き出したまさにその瞬間のことでした。現実の人生において、たくさんのほろ苦さを体験しないことには、私はこの作品を書くだけの生身の「ニンゲン力」が足りなかったのだと思います。更に、「ハピ」や「ガイアナ」に引張られるように、高次とのコミュニケーションに自分を開いていくことになり、ヒーラーとしての経験を積んだことがまた、今後の執筆には活かされていく事と思います。(2009年秋)

 
 


世界樹ブックス・お買い物ページはこちら
 
作品紹介『ハピの巫女姫』

作品紹介『ガイアナ神謡集』