Amari の超古代〜古代 歴史幻想 作品群の原点にして源流です。作者を内側からスピリチュアルな世界へと導き、開眼させ、変容させたこの作品が、ご縁のある人たちに瑞々しい変容と目覚めのエナジーを運んでくれることを願います。群像劇である「ガイアナ」に対して一人の女性の大河物語なので、歴史が苦手という方も読みやすいです。

落胤として生まれ、人知れず生きていた少女が大国ハピの巫女姫として迎えられ、自らの女性性を拓き、国や大陸の運命と人々の崇敬を負い、変容を遂げていく一代記。沈み行く定めにある大陸、美しい都市国家、母系社会を舞台に、女神と共に生きた人々の愛と命の叙事詩が展開します。ドラマティックなストーリーをお楽しみ下さい。


Story

超古代、失われた大陸「ムウ」。部族民の村で育った少女セイレンは、数奇な縁から麗容を誇る大国ハピの巫女姫となり、美貌の王と聖婚儀礼に立つ。女神の性と聖の具現として人々に愛されるが、平和な日々は続かず、歴史は大きくうねり始める。愛と悲しみ、宿命に翻弄されながら、大陸の終焉に立ち向かうセイレン。多くの登場人物と、耽美な恋愛風景に彩られた壮大な無国籍歴史幻想。
 

超古代、人として生きた女神の記憶

日本女性に流れる女神のDNA。ムウから日本列島へ。 

 
この作品の執筆のきっかけは、日本の母神的な存在である或る女神のルーツについて、20年以上前、1990年代前半、二十歳のころに、大和路めぐりをしていた私に降ってきた、宇宙からのインスピレーションが下地になっています。女神がアセンドして女神となる前に、人として生きていた、その過去生を作品にしたいという気持ちが、突然に芽生えたと同時に、様々な場面が自然と浮かんで来ました。

当時はメモを取り、習作ていどに短いものを書き付けておくのが精一杯で、実際に「ハピ」の執筆に入るのはそれから十年後の30才の時。その間に私は母親になり、離婚を経験しました。まさに「ハピ」のヒロインと同じように、人生の中での重要な変容期を体験しなくてはならなかった。

夢を持つ高揚感、それが破れる挫折感、繊細ゆえに命を断った人との出会いと別れ、自分自身が鬱に落ちていく虚脱感・・・僅かな光が指す方向へと手を伸ばし、立ち上がり、本当の自分の生き方を見つける・・そんな悟りを経験したのでした。それを経てようやく、この作品に取りかかる準備が出来たのだと今では思います。

構想のいきさつから「ハピの巫女姫」は、「全ての日本女性に捧げる」ものであると感じています。全ての日本女性に、この女神のDNAが存在していると思うから。けれども深く難しく考えずに、どなたが読んでも、スピリチュアルな知識がなくとも、純粋にストーリーを楽しめる人間ドラマになっています。ヒロインと共に様々な心象風景を体験するような気持ちで、楽しんで頂ければ幸いです。 



 
 
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作品紹介『ガイアナ神謡集』

 

 

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