セラフィムにちなんで名付けられたセラフィナイト。直径4センチのスフィア。大変美しい模様が広がっています。
鉱物的にはクリノクロアと言いますが、ロシアのバイカル湖畔で採れるクリノクロアだけが、このように白銀の天使の羽のような模様が入り、セラフィナイトという流通名を冠されています。産出地が世界でもそこだけという事で非常に稀少です。
天使の中でも最上級とされるセラフィム(熾天使・してんし)は6つの翼を持つと言われますが、セラフィムという領域まで行くと地上の言葉では語れない次元ですネ・・6つの翼というのも、それを表しているのかもしれません。
天使を想わせる白銀の羽模様が入っているこの石が、多くの天使の系統の中でも「セラフィム」から命名された由縁は分かりませんが、セレスタイトがミカエル、と言われるのと同じように不思議と納得できる風情があります。
ロシアの鉱物というのは、不思議なほど独特の高貴さ、ノーブルな感じがするものですが、中でもこのセラフィナイトは、天使に因んだ石と言われても余り「とっつき安い」石ではなく、「見ていると無条件に癒される」、という感じでもありません。・・が、私自身の経験からしても、この石に惹かれる時というのは無償に気になる存在となります。
深い森のようなグリーンは深く静かな潜在意識の世界へ、誘われるような雰囲気があります。深い深い層へと自らの魂の世界に降りて行くことを促されると同時に、言葉や形さえも越えた、ただ愛があるだけのセラフィムの領域に向けて、意識が拡大、回帰していくために上から引き上げられるようなそんな感じもして来ます。個人的にこれまで感じて来たことから想うのは、やはりセラフィナイトは「セラフィムの石」であるという事です。^^
以前の古いブログで取り上げたことがあります。宜しければご参考までに。
「翼をくれる石・セラフィナイト/光の受肉」
https://blueandwhitecastle.blogspot.com/2017/05/blog-post_27.html
産地:ロシア
サイズ:
直径 40mm 90g