マダガスカル産のアメジストエレスチャル。同じ産地の仲間、こちらで3点目になります。
ダブルターミネーター、複合的なポイントの連なるタイプ。ロケットのようなフォルム。先端部分に向けて色が滲むように濃くなっていくグラデーションの様子はシリウスアメジストを思い出させます。熱で溶解した?かのような朽ち初めているような箇所もまた味があります。
画像4枚目で写していますが、ポケットのように空洞が出来ている場所に、小さなクリスタルのポイント結晶が生えている、珍しい特徴もあります。
以前アップした仲間のように、こちらもレコードキーパーがあるかな?・・全面に無数の何か、はあるのですが、三角が見えるかというと際どい。けれど時々、下向きのトライゴーニックのキー(窪み)がポツポツとあります。
クリスタルの成長期に現れるというレコードの三角が姿を消して行き、水晶が自身の存在の折り返し地点を迎える時、トライゴーニックになると聞きます。このアメジストや、最近ご紹介しているアフリカの石たちは、ちょうどその間の、「静止点」にあるのかもしれない、と感じています。
それゆえに、びっしりと入っている三角のレコードが、消え入りそうに、まるで吸収されるように、浅く、線が目立たなくなっている段階なのかも・・感じ方、捉え方はいろいろですが、ルーペで目を凝らすと、びっしりのブツブツの中に三角も少しだけ見えています。
語り部のような雰囲気のある、マダガスカルの素敵なアメジストです。
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仲間のエレスチャルアメジスト 702g
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産地:マダガスカル Ambatondrazaka
サイズ:
319g
10 x 6.8 x 5.5 cm