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店主が癒しの世界を本格的に学び始めたかれこれ20年ほど前から、ずっと愛読している「ガイアブックス」のヒーリング、メタフィジカル、ホリスティック分野の書籍をこのたび、ご紹介していく運びとなりました。「書籍」カテゴリーを作り「これはおすすめ!」という書籍をご紹介致します。

こちら「ヨーガの世界」はオールカラーで美しい写真や資料が満載の、ヨーガの解説書。けれどヨーガのハウツー本ではなく、タイトルの通り「ヨーガの世界」を余すところなく網羅し、様々な角度から説明を加えた「ヨーガという世界」そのものの、解説本です。ガイアブックスの本の魅力の一つである、洋書の雰囲気そのままの優れたヴィジュアルで、ヨーガについてとにかく知りたいという方にはおすすめしたい一冊です。

世界中のヨーガ教室に通ったという著者はファッション誌「ヴォーグ」英国版のディレクターを務めた女性で、偏り無い視点で、1)現代ヨーガ事情 2)ヨーガの実践 3)ヨーガのルーツを探る という3つの章に渡って道案内をしてくれます。

序盤はハリウッドセレブやビートルズも登場するヨーガが現代の欧米で流行した背景・経緯。神智学やニューエイジの貢献についても(画像6枚目)。古代よりどのように発展・分派したかを表す系統図も(画像7枚目)。中盤は「実践編」でなぜヨーガが心や体に良いのかを説きながら、代表的なアーサナ(ポーズ)、続いてプラーナヤーマ(呼吸法)、更に瞑想についても解説。

最後の章では「ルーツ」として、発祥地インドの宗教・歴史的背景からのヨーガ哲学の誕生を、最初の「ヴェーダ」からマハーバーラタなどの「叙事詩」の時代を経て、「スートラ」で具体的にヨーガの指南書が生まれていく思想的な流れを知ることも出来ます。インド哲学、ヨーガ哲学に興味があるという方にもおすすめです。

本の特徴
〜裏表紙(画像3枚目)より引用〜
ヨーガ初心者にとっては、美しくて内容の充実したすばらしい入門書。そして既にヨーガが生活の一部になっていて、ヨーガについてもっと知りたいという人には、インスピレーションを与えてくれる本です。アシュタンガ、アイアンガー、ハタ、カルマ、クンダリニーといった流派の違いを明らかにし、読者が数多くの流派から選ぶための手助けになります。

本の魅力
店主は最初にこの本の表紙が素敵だな、と惹かれて。また、私は何かに興味を持つと「そもそも何なのだ?」とか、どのように始まり広まったか、現状はどうなのか、という、ルーツや舞台裏の部分まで知りたくなるタイプで(笑)この本はまさに理想的なヨーガ入門書でした。アーサナは個人的には余り実践出来ていないのですが(エナジーワーカーとしてエネルギーを動かすという方で解決を試みるので..)、哲学としてのヨーガの背景と歴史全体を外観し、かつ現代の流派や現状についても知る事が出来る点も、普通のヨーガ書籍には無い魅力だと思います。アーサナについても詳しいですし、プラーナヤーマも載っているところも有り難いです。


22.5 x 19 x 1.8 cm
2007年
191ページ
ガイアブックス
著者:Kathy Phillips
翻訳:ハーパー保子

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