タンザニアマスタークォーツ(モンドクォーツ)と同じモンド産のアメジスト原石です。淡めのカラー、透明度が高い中に内包物が見えています。お城のような形状が可愛いです。

形状のせいもあって、おでこやハートに載せたい感じ・・ですが、コレクションとしても美しい原石。色の濃淡があるので光に透かすとさらに色々な表情を見せてくれます。ギュと密度濃く中身が詰まったような、見え目よりも重く感じるところも魅力です。

柱面が育たずポイントの先端部分だけ連なっていく「ベータクォーツ」の形状。水晶と同じく、非常に透明度が高く、石肌は輝り・艶があり、そしてやはり、形状が個性あふれるヴァリエーションでとても面白いです。レピドクロサイトやゲーサイト等を含むようです。

ベータクォーツは高温水晶と呼ばれますが、通常の水晶(低温水晶)に対して高温(573〜870度)の環境下で結晶した結果形成されるそろばん型、ダイヤ型の石英のこと。モンドの水晶に溶解の形跡があるように、やはり当地(アフリカ大地溝帯に位置する)の地殻変動、地下活動による熱に晒されながら形成されたという歴史があるようです。

宝石のように、結晶だけが連なるような形状はエレスチャルにも似ていて、キラキラした表面の輝きとともに、エナジーも瑞々しく純粋、無垢な感じが伝わって来ます。内側、ハートに灯りを灯されるような優しさも。タンザニアは、人類誕生の地として、秘教的歴史観においても、とても大切な何かが在った場所だろうと思います。その世界からの贈り物のような、宝石のような存在に感じられました。

産地:タンザニア ドドマ州モンド
サイズ:
41g
3.5 x 3.4 x 3.0 cm

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