コンゴ産・・と聞くと、「シトリン」と思い浮かびます。アバンダンス形状のシトリンを、時折ご紹介してきました。アフリカのクオーツは大地のエネルギー、地球の古層のエネルギーの体現者のようで、洗練されたユーラシアの(日本含め)クオーツが持つ雰囲気、中間的で純粋・素朴な南北アメリカ大陸・・と、大きな括りにしてしまうと、やはりアフリカは「ワイルド担当」という感じがします。

シトリンも、繊細さや美しさというより、深みのある、密度のあるイエロー〜ゴールドスモーキーが中心ですが、アメジストもやはり同じ。深みと、密度を感じさせる「濃さ」が、コンゴ産の特徴であるように思います。

以前ご紹介したリュミエールのページを振り返ってみると、

2010年ツーソンの頃から市場に出るようになったコンゴ産のアメジストです。
このコンゴ産アメジスト、地下でアメジストのポケットが発見され、ひとつひとつのジオード(晶洞)が数百キロもある巨大なものばかりだそうで、そこから取り出された結晶のひとつひとつが、このように大きなポイントなのだとか。壮大なスケールですネエ。。

お陰でとても珍しい、握り易いような、人の手に馴染んでくれる形状です。ずっと大地の下に眠っていたせいか瑞々しくて、しっとりした独特の雰囲気を持っています。

と書いています。
その後、ポツポツと何度か入荷しましたが最近はほとんど見かけなくなりました。当時日本に入ったきりなのかもしれません。仕入れで久しぶりに1点だけ見かけて懐かしく嬉しく、連れて来ました^^ ゆえに1点のみです。

ファセットが大きく、クラスターから頭を出していた部分と、切り出されたゆえのボディの細っそりした作りが特徴的。直立するのですが、ボディが細いので安定感がいまひとつです。クッションに立てても危うい感じ・・6枚目の写真のように、サザレやサンド、岩塩などに入れることをお勧めします。(未アップですが当店にもサザレは数種類、ご用意していますので、必要な方はご相談ください)

削がれたようなボディですがその分、手に馴染み気持ちがよく、体に載せるなどのワークにも良いでしょう。ファセットのギュっと詰まった味わい深い色や形状は、なんともいえず魅力的です。レアな存在になっていますので、ビビっと来た方はぜひご検討ください。


産地:コンゴ(アフリカ)

サイズ
267g
9.8 x 5.5 x 4.5 cm

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