ラベンダーブルー糸魚川翡翠・たてがみ勾玉

49,000円(税込53,900円)

糸魚川翡翠の勾玉、それも珍しい「たてがみ勾玉」で、色はラベンダーブルー、といったところです。ラベンダー翡翠は中間的な、白・グリーン・青のどれともつかないような色合いの場合にそう呼ばれることが多いですが、こちらは私がこだわって探したい・・けれどなかなか見つからないブルーの色が強い、ラベンダー翡翠です。とても綺麗で、このたてがみ形状もなんともいえず可愛い、おすすめの1点。

古代日本で宝石(玉/たま・ぎょく)といえば勾玉、それも糸魚川(いといがわ)産のヒスイ(翡翠貴石/ジェダイト)でした。一般的にはグリーンのイメージが強いですが、白やブルー、ラベンダーなど世界の産地では産出されます。

縄文の人々は感性がゆったりしているせいか、日本では翡翠のすべてを「青(あお)」と呼んでいたようです。そして糸魚川を含むコシ(古志/越)の国(現福井〜新潟県)は、日本海側の一大文化圏として、出雲からの海つづきで繁栄していたと想われます。玉は糸魚川のもの、加工の玉造りは出雲・・そして日本全国へ・・というルートがあったようです。

また、勾玉は「ネイティブジャパニーズ」である縄文の人々からその後の日本の国の神器へと受け継がれていますが、なんとなんと、海を越えて周辺のアジア文化圏にも、糸魚川の翡翠は運ばれていたそうですよ。私たちが想っているよりも、縄文の人々はアクティブでした。

日本の国が統一されていく中でも、糸魚川のヒスイは重要な存在感を放っていたことは、ヌナカワ姫の伝承から推察されます。ヤマトの黎明期に活躍したイイトヨ青皇女や、その母である黒姫の伝承も、翡翠に絡めて日本海側に残っているようです。


表情や存在感はとても愛らしく、ですが糸魚川翡翠のしっとりとした、白山姫を思い起こさせるような涼し気な包容力と凛とした強さが響いてきて、手に載せていると気持ちよくそれに包まれるように感じます。

サイズ
13g
2.0 x 3.2 x 1.1 cm

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